WhatsAppがHD解像度のビデオ送信機能を導入

WhatsAppは先週、iOSおよびAndroid向けの新しいアップデートをリリースしました。このアップデートにより、圧縮を少なくし、高解像度の画像を送信する新しいオプションが追加されました。そして、Metaの発表通り、HD解像度でのビデオ送信機能もWhatsAppに追加されました。

これまで、WhatsAppを通じてビデオを送信する際、解像度を選択することはできませんでした。アプリは自動的にビデオを圧縮し、解像度を480pに落としていました。この設定は、データ使用量を抑えるためや、アップロード時間を短縮するためのものでしたが、ビデオの品質は犠牲になっていました。

HD解像度のビデオ送信機能

しかし、最新のアップデートにより、ユーザーはHDビデオ送信の新しいオプションを利用できるようになりました。これは、先週写真に関して導入された機能と同様のものです。ビデオを送信する前に、解像度の選択ボタンをタップすることで、「標準品質」と「HD品質」の間で選べるようになりました。

「標準品質」を選ぶと、ビデオは従来通り480pで圧縮されて送信されます。この設定は、インターネットの速度が遅い場合や、データ制限がある場合に適しています。「HD品質」を選ぶと、ビデオは720pで送信されます。これは1080pや4Kには及びませんが、それでも十分な品質が期待できます。

また、画像やビデオを送信する前に、WhatsAppは各オプションのファイルサイズを表示してくれます。もし、メディアを元の解像度のまま送信したい場合は、ドキュメントとして送信することで、圧縮なしで元のファイルが送れます。

この新しい機能を利用するためには、WhatsAppの最新バージョンをインストールする必要があります。App Storeで無料でダウンロードできます。ただし、新しい機能がすぐに利用できるとは限らないので、少し待つ必要があるかもしれません。

今後もWhatsAppは、新しいセキュリティ機能の導入や、グループ音声チャットのテスト、ビデオ通話時の画面共有機能など、さまざまな新機能を追加していく予定です。