Googleは、アカウントのセキュリティを強化するために、従来のパスワードからパスキーへと移行する新たな方法を推進しています。パスキーは、従来の方法よりもはるかに安全であるとされています。では、どのように設定するのでしょうか？今回は、互換性のあるデバイスでGoogleパスキーを作成し管理する方法を解説します。
パスキーとは何か？
パスキーと従来のパスワードとの違いを理解するのは少し混乱するかもしれません。パスキーは少し神秘的な存在です。我々ユーザーにとっては、パスキーが一般に公開されたときにどのように使われるのかを理解するのは難しいものです。
パスキーは数値や文字列のパスワードの代わりにスマホなどの生体認証ログインを利用する仕組みです。例えば、Googleアカウントにログインするときに、そのスマホが対応していれば、指紋認証や顔認証を使用することができます。
Googleによれば、パスキーを作成することで、アカウント管理は、パスワードのような数字、文字、記号の組み合わせよりもフィッシング攻撃に対してより安全になります。また、ユーザーにとっての利点は、パスキーが有効である限り、ログインを覚えておく必要がないということです。唯一の例外は、指紋認証や顔認証の代わりにPINやパターンを使用する場合です。
デバイスのパスキーを設定する
多くのユーザーに対して、GoogleはGoogleアカウントが関連付けられている一部のモバイルデバイスに自動的にパスキーを作成することを可能にしました。デバイスにサインインする方法は、Googleアカウントで使用される方法と同じになります。
一部のデバイスはすでに設定されており、パスキーが有効になっているデバイスを確認することができます。もし、パスキーが有効なデバイスが表示されない場合は、そのデバイスに互換性がある場合、自分で設定することができます。以下がパスキーを設定できる要件です。
- Windows 10、macOS Ventura、またはChromeOS 109を少なくとも実行するラップトップまたはデスクトップ。
- Android 9またはiOS 16を少なくとも実行するモバイルデバイス。
デバイスがこれらの要件を満たしていれば、Googleアカウントのパスキーを作成することができます。
- myaccount.google.com/signinoptions/passkeysに移動します。
- 現在のデバイスがまだパスキーを使用していない場合は、「パスキーを使用する」を表示します。クリックまたはタップします。
- 別のデバイスのパスキーを設定するには、下にスクロールして「パスキーを作成」を押します。注：このオプションは現在、WindowsまたはmacOSに限定されているようで、モバイルでは表示されません。
- 「別のデバイスを使用」を押します。
- デバイスを選択し、確認の手順に従います。
パスキーに対応可能なウェブカメラまたは指紋リーダーを備えたPCでは、そのコンピュータを登録する前に別のデバイスでGoogleアカウントを確認する必要があるかもしれません。これは追加ステップですが、簡単です。
リストされたデバイスのアクセスを取り消したい場合は、いつでもデバイスを管理してリモートでサインアウトすることができます。これにより、そのデバイスが継続的なアクセスを必要としない場合でも、アカウントが保護されます。
完了したら、標準のパスワードではなく作成したパスキーでGoogleアカウントにログインできます。
