3Dプリントで作成可能な低コストの家が登場!10億人の難民を救う手段となるか?

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食糧、水、避難所は基本的な人間のニーズですが、世界資源研究所(World Resources Institute)ロス・センター(Ross Center for Sustainable Cities)の報告によると、世界で12億人が十分な住宅が無い状態にあるといいます。今日、オースティンを拠点とするスタートアップ企業、ICONは、低コストの3D印刷を利用し家をつくるという、潜在的なソリューションを生み出し、難民を救うアプローチを発表しています。



3Dプリントで作成可能な低コストの家

ICONは、1階建ての650平方フィートの家をセメントから印刷する方法を開発しましました。建設に要する時間は、わずか12〜24時間です。すべてが計画どおりに進むと、来年エルサルバドルの住民のために約100の家屋からなるコミュニティが、この仕組みによって建設される予定です。同社は、国際的な住宅ソリューションに権利がある非営利団体New Storyと提携しています。ニュー・ストーリーの共同設立者であるアレクサンドリア・ラフシ氏は、ハイチ、エルサルバドル、ボリビアのコミュニティのための家を建てています。

今日のオースティンで発表される予定の最初のモデルは、住居が不十分な人々に避難所を提供するための一歩です。 ICONの3人の創設者の1人であるジェイソン・バラード(Jason Ballard)は、実用性をテストするため、オフィスとして、試作品を試用するつもりだと言います。バラードは持続可能な家のアップグレードに重点を置く企業であるTreehouseも運営しています。

Vulcanプリンタを使用することで、ICONは家全体を10,000ドルで印刷し、1軒につき4,000ドルのコスト削減を計画しています。 「アメリカの典型的な家よりもはるかに安いです」とバラード氏は言います。 800平方フィートの家を印刷することができます。これは、約400平方フィートの物件よりもはるかに大きな構造です。対照的にはなりますが、平均的なニューヨークアパートは約866平方フィートです。

ICONが材料テストと設計の調整を完了したら、バルカンプリンタをエルサルバドルに移して建設を開始します。 ICONは、3D印刷された住宅が最小限の廃棄物を生み出し、人件費が大幅に削減されるとしています。同社はまた、米国でも家を建てようとしています。これは住宅不足を解決するための説得力のある解決策だが、労働組合との間で論争になる可能性がある。