米国から日本国内の銀行へ海外送金方法 [注意事項あり!]

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海外貯蓄や海外投資で米国の銀行、証券会社に特定口座をお持ちの人は多いと思いますが、
私自身、(米国に16年ほど滞在していました。)海外の貯金を日本に送金する際、
いろいろ苦労をしましたのでその雑談を今回は投稿したいと思います。

○「送金欄に銀行の支店名を入れる項目がない!」

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米国の銀行や証券会社では送金をオンラインから指示できるサービスが多く、
米国内の銀行間で送金(Wire)する際はルーティング番号と口座番号を入れ送金ボタンを押すだけでで簡単に送金できるものも多いですが、
海外送金(International Wire)に関しては手続きが面度だったりします。

Citibankなどでは、個人で海外送金をする際は、
Social Securityカードの登録認証を電話で行って、海外送金サービスをアクティベートし、
オンラインから送金指示後、また電話でカスタマーサポートをお話をして
個人情報の確認をしたりしないと結局、ほぼ電話での指示だったりしまして、
面倒な手続きが必要になります。

この面倒を省くために目をつけたのが、Etrade.comでした。
証券会社がメインですが、銀行業務でできるライセンスを持つ会社で、Checking Account (当座預金)やSaving Accountなども作る事ができ、
小切手発行や、送金もできるサービスです。

Etrade.comでは、海外送金もCitibankのような面倒な電話手続きなしで、オンライン上の「Wire fund」リンクから海外送金を指示し、
Alertで受け取った電話番号に電話を行えば、音声ガイダンスで簡単に認証が完了し海外送金ができます。

これは便利と思い早速利用しましたが。。。
大きな落とし穴がありました!

Etrade.comの海外送金先(金融機関)の設定画面に支店(Branch)情報を入れる項目がありません
「支店情報がなくても口座番号がわかれば何とかなるか。。。」と軽い気持ちでポチりました。。。


しかしこれが大きな間違いでした。。。

送金先はみずほ銀行ですが、
送金した資金がいっこうに届きません。。。

しびれを切らし、みずほ銀行に電話をしました。
みずほ銀行曰く、「支店名もしくは支店番号がないと送金を的確な支店へ仕向けできないため、送金は行き先不明でかえされる」とのこと。
なんとかして!の声も届かず、1か月ほどかかって戻ってきてしまいました。。。
(送金分、残高がマイナスになったままでしたのでかなり焦りました。)

では、この場合、支店情報をどのように入力すれば送金できるのか?

Etrade.comに問い合わせたところ、
「口座番号に支店番号を添えて入力すると可能かもしれないが、送金先の銀行へそれで届くか確認したほうが安全です。」
との回答。

では、みずほ銀行のセンターに確認が必要だと思い電話をしてみると、
「口座番号に支店番号をつけておくってきても識別できるかわからない。」
との回答。

では、どの用にすればいいのか?
みずほ銀行に確認すると、
「わからない。。。」
??

今までこのような場合はどのように対応していたのか?
「正確にはなんとも言えない。。。」
????
仕向けする個々のオペレータの裁量によるのか??
と、つまりはEtrade.comからの送金に関してはみずほ銀行では確実に受け取れないとの結論に。

Etrade.comに電話をしてみずほ銀行に送金できないのか確認すると、
送金実績があり、自動ででるSWIFTコードリストにもみずほ銀行がでるとこのこと。

結果、
暗中模索を繰り返した結果、
直接資金を送りたい、みずほ銀行の支店窓口に電話をかけたところ、
「そのような場合、口座番号の前に-ハイフンをつけて支店番号を入れると仕向け可能です。」
の解答が!

123が支店番号で、XXXXXXXXXが口座番号の場合は
「123-XXXXXXXXX」と入力して送金すると見事、受け取ることができました!

みずほ銀行のセンターよりも支店の方が詳しいことに驚きました。笑
実際の仕向け先なので詳しいのかもしれません。

話が長くなりましたが、

海外送金で「支店情報」を入れる箇所がない場合は、
●口座番号の前に支店番号+ハイフン(-)
で入力しましょう。
が今回の結論になります。

また分からないことがあれば、あきらめず支店まで電話してみるといいかもしれません。
結局、電話で時間と電話代がオフライン以上にかかりました。笑