Flir One Pro、iPhoneに装着できる赤外線カメラ

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サーモグラフィー(赤外線)カメラのようなイメージングツールは、通常は目には見えない問題を見つけ、建物の断熱効果などを診断をするのに役立ちます。赤外線エネルギーはすべての物質に存在しますが、その波長は人の目で認識できる範囲を超えているため、このようなツールなしでは確認することができません。

iPhoneのようなスマートフォンの登場で、これらのツールは、一般の人でも入手しやすくなりました。。そのツールの一つがFlir One Proです。これはiPhoneのLightningポートに直接接続するポータブル熱感知カメラのアタッチメントデバイスです。



仕様

  • サイズ:2.7 x 1.3 x 0.6インチ
  • 重さ:36.5g
  • デュアルカメラ
  • 熱カメラ解像度:160×120
  • ビジュアルカメラ解像度:1440×1080
  • リフレッシュレート:8.7Hz
  • イメージオプション:MSX、Thermal、Visible
  • MFi認定
  • 調節可能な避雷コネクタ
  • 充電:付属のケーブル経由のUSB-C
  • バッテリー充電時間:40分
  • バッテリー寿命:1時間
  • シーンのダイナミックレンジ:-20°C〜400°C、-4°F〜752°F
  • 精度:±3℃または±5%、標準
  • 充電ケーブル用保護ケース付きポケット付き
  • Flir Oneアプリを活用
  • Flir One Proデータシート
  • ビデオウォークスルー

ハードウェア

使用する前に、付属のUSB-C充電ケーブルを使用して充電する必要があります。

充電が完了したら、Flir One ProをLightningコネクタでiPhoneに接続します。 Lightningはリバーシブルなので、Flir One Proは前面または後ろ向きのカメラとして接続できます。カメラは、ライトニングコネクタの高さを調整できるダイヤルが付属しています。これにより、保護ケースの外側に接続する場合でも、しっかりiPhoneに取り付けることができます。

Flir One Proのカメラ設定では、熱画像、可視画像、MSXがサポートされています。 MSXはMulti Spectral Dynamic Imagingの略で、基本的に可視カメラの熱とエッジのディテールを合成したもので、リアルタイムに熱画像を描写することができます。

Flir One Proを「プロ」製品に押し上げている一つの理由は、熱カメラの解像度です。多くのハイエンド、Flirユニットは、160×120の画像を提供し、一般的な熱感知カメラよりも高い熱分解能力を備えています。通常のスタンドアロン赤外線カメラ、Flir C3 Pocket Thermal Cameraは価格は8万円くらい、解像度は80×60ピクセルしかありません。

Amazonで提供されている多くの赤外線カメラを見ると、Flir One Proより2倍以上の価格で、熱分解能は低くい仕様となっています。



Flir One Proアプリを使う

Flir One Proは表面がシンプルに見えますが、iOSアプリと組み合わさて使用すると、iPhoneを真の赤外線カメラソリューションに変化させます。 App Storeで無料で利用できるこのアプリには、Flir One Proのセンサーから取得した熱画像データを処理するために必要なインターフェースを兼ね備えています。

Flir One Proの電源を入れ、アプリを起動すると、赤外線カメラからの画像が表示されます。 Flirのアプリは他のカメラアプリと同じように細かい設定が可能で、赤外線カメラを使うのに必要な特別なツールセットが用意されています。

基本的な機能は、被写体オブジェクトの熱ヒートシグネチャを表示できることです。これらのオブジェクトは、家具、家電製品、家の壁の内部のパイプなどや、人やペットの呼吸までサーモグラフィーで見ることができます。すべての物体が赤外線エネルギーを放出しているため、環境内のすべてに対するヒートサインを見ることができます。

Flir Oneアプリ内の赤外線シグネチャは、シンプルで、カスタマイズ可能なカラーパレットを使用して表示されます。デフォルトでは、低い温度は紫や青のような涼しい色で表され、暖かい気温はオレンジと赤で表されます。

他の多くのカメラアプリと同様に、写真、ビデオ、またはタイムラプスを撮ることができますが、熱画像も含まれます。フォトライブラリに直接保存することもできます。

これらの機能はアプリの機能の一部で、多くのツールセットは、右下の設定ボタンからアクセスでき、幅広い追加設定や機能にアクセスすることができます。

ツールセットでは、可視MSXイメージと複合MSXイメージを切り替えることができます。また、さまざまなタイプのヒートシグネチャに関連付けられたカラーパレットをカスタマイズすることもできます。これらのパレットは、温度差を見えるだけでなく、特定の範囲の熱をより迅速に識別することができます。このアプリには、生成されたヒートシグネチャに対応するため、華氏または摂氏のスポットメーターを画面上に表示することができます。

Flir One Proのデミリット

デミリットの一つは、Flir Appが遅く、最新のiPhone仕様に最適化されていない点です。

それ以外には、アプリで、カメラのリフレッシュレートが弱い点です。 8.7Hzのリフレッシュレート、iPhone標準カメラよりもはるかに低く、速く動かす被写体には適していません。

また、バッテリーの問題もあるようです。Flir One Proをフル充電後、ほんの数分の使用でバッテリーが20%以下に低下に低下してしまいます。人によってはFlirが約束している約1時間の使用が可能のようで、正確な稼働時間はまだわからないところです

まとめ

いくつか改善の余地はありますが、4万円台で購入できる点をかんがえると、Flir One Proは、赤外線カメラとしては、比較的手頃なデバイスです。